非認知能力白書 2025年度版
50万件超のデータが示す、日本の学校教育の実態
Ai GROWデータ分析報告|学校関係者・教育政策担当者向け
Institution for a Global Society株式会社 2026年3月発行
なぜ、今「データで語る非認知能力」なのか
非認知能力の重要性は広く認識されています。しかし「実際にどんなデータが、どの程度得られるのか」という参照情報は、これまでほとんど共有されてきませんでした。
IGSは、2019年より「Ai GROW」のサービス提供を開始し、データの蓄積を重ねてきました。
本白書では、2020年4月から2025年11月にかけて収集したデータのうち、全国532校・20万人超・50万件超を分析対象とし、その実態を初めて体系的に整理・公開するものです。
エビデンスに基づいた教育設計の参照情報として、本白書をお役立てください。
監修者
早稲田大学文学学術院 小塩真司教授(博士・文学)
発達心理学・パーソナリティ心理学専門。ビッグファイブを中心とした人格特性研究、自己概念・レジリエンス・非認知能力など人の成長に関わる心理特性を幅広く研究。国内外の学術誌に多数の論文を発表。
「非認知能力には、非認知性・測定可能性・予測可能性・介入可能性という4つの条件があります。本白書で報告される内容は、我々が非認知能力をどのように考えていくべきかについて、多くの示唆を含んでいます。この観点を通じて、子どもたちの世界がより豊かに、そして社会全体がより多様で豊かな社会になることを期待しています。」
本白書が示す、3つの核心
1. 中学3年→高校1年の移行期に、見逃せない転換点がある
自己評価は高校入学と同時に広範に急落する傾向が見られます。これは能力低下ではなく、新しい集団の中で自己認識が揺らぐ「移行期ディップ」と考えられます。適切な支援設計によって回復を早められる可能性があります。
2. 「影響力の行使」は、環境設計によって変化し得る領域である
継続受検で最も伸びた能力でありながら、国際比較では日本が最も低い水準にあります。発言・主導・リーダーシップの機会を意図的に組み込むことで、さらなる成長が期待できる領域です。
3. 自己評価と他者評価は「別の情報」である
83%の生徒が自己評価を他者評価より低く見積もる傾向があり、その差は平均約10ポイントに上ります。両者を同一のものとして扱うと、生徒の力を見誤るリスクがあります。目的に応じた使い分けが重要です。
本白書の構成
第1章 データ概要
分析対象データの規模、学校種別・分布、測定項目の概要
第2章 学年進行に伴う非認知能力の変化
中学1年から高校3年にかけた学年別スコアの推移と学段移行の影響
第3章 年度別の変化トレンド
2020年度〜2025年度の経年変化と時期別変動パターン
第4章 学校と個人差(ICC分析)
スコアのばらつきを学校差と個人差に分解し、環境設計が効く領域を特定
第5章 成長パターンの類型化(クラスター分析)
縦断コホートの成長パターンを4類型に分類
第6章 BIG5と非認知能力の関係
BIG5と非認知能力スコアおよび成長パターンの関係
第7章 継続受検者の成長と自己評価のギャップ
継続受検者の成長量・自己評価の過小評価傾向
第8章 海外との比較
日本・インドの比較(参考値)
第9章 活動との関係性(J's GROW分析)
教育活動とコンピテンシー変化の関係性およびBIG5別の最適アプローチ
第10章 教育政策・学校運営への提言
分析知見に基づく学校・政策レベルの提言
こんな方にお読みいただきたい資料です
✓ 学校の教育設計・カリキュラム改善を担当されている先生方
✓ 教育政策の立案・評価に携わる行政担当者の方
✓ 非認知能力の測定・研究に関心のある研究者・有識者の方
✓ 教育活動の効果測定を検討されている企業・団体の方
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